ジェンダーレスを踏まえコスフェスも新しく！

──今回から「ロフトコスメフェスティバル」は1st、2ndという2期制に変わりました。どのような経緯でそうなったのでしょうか？

中川

もともとは女性をターゲットとしたメイクアップアイテムを中心に始まったイベントでした。そこにヘアケアやスキンケアが加わり、さらに男性コスメの市場が拡大してきたことを受けて「ロフト コスメフェスティバル フォーメン」が立ち上がり、そして今、ジェンダーレスが定着しつつある中、男女の垣根をなくしたコスメ好きのイベントにしようという流れになりました。会期も長いので1stと2ndに分けて展開することで、より多くの商品を男女問わずみなさんに楽しんでもらえるイベントにしたいと思っています。今回は初めての試みとして2期制にしたため、1stに女性向けアイテム、2ndに男性向けアイテムが多く展開していますが、今後は両者の垣根をなくしていきます。

高田

イベントの日程は1stが3月5日から4月15日まで（終了）。2ndは4月16日から5月29日までです。

工藤

1st、2nd共通に扱われる商品もあります。2ndは男性向けアイテムが多いとはいえ、もちろん女性でもいいものがあればお買い求めいただければと思います。

──2ndでのメンズアイテムとジェンダーレスアイテムの比率はどれくらいになるのでしょうか？

工藤

ジェンダーレスアイテムが増えていますが、割合でいうとメンズ7対ジェンダーレス3くらいです。あえて性別をうたわない商品もたくさんあるので、それを考えるなら、5対5といったところでしょうか。

マスク着用時に見える部分をケアするアイテムが人気

──今、伸びているジャンルや注目のアイテムはありますか？

幅野

2年前のコロナの始まりから自宅で過ごす時間が増えたのをきっかけに、フェイスケアアイテムの売り上げも伸びました。その傾向は今も続いています。また、フレグランスも以前に比べると回復傾向にあり、おうちで気分転換として使用していたり、外出の機会が増えたことでお出かけ用に購入する方もいます。ネイルに関しても、最近では身だしなみケアとしてナチュラルな色みのネイルだけでなく、ファッションの一部としてカラーネイルを楽しむ方が増えている印象です。

高田

アイメイクは男女問わず、すごく伸びています。マスクから見えているところに目線が向くため、アイブロウ、マスカラ、アイシャドーは好調です。ほかにも、まつ毛美容液など、素まつ毛をケアするアイテムも大きく伸びています。

工藤

ヘアアイテムも一時期よりも回復傾向にあります。今は、人気ヘアサロンとのコラボアイテムが増えていて、今回推している〈エグジー〉もそのひとつです。どのような売れ行きになるかとても楽しみです。

──コスメは海外ものが強い印象です。やはり人気でしょうか？

中川

今は韓国コスメですね。トレンドを超えて、定番化している印象です。SNSでバズるアイテムも多く、若い方を中心に人気が高いです。

高田

メイクアップ売場では、韓国コスメが売場の3割程まで拡大しています。韓国コスメ目当てにご来店いただくお客様もたくさんいます。

工藤

韓国コスメは成分がしっかりしていながら、価格もお手頃なので、お客様も手に取りやすいのかなと思います。もちろん、国内ブランドも盛り上がっているので注目です。

やりたかったことをやるきっかけが「コスフェス」

─最後に、読者に向けてメッセージがあればお願いします。

高田

1年、2年前のようなマスク着用でメイクを諦めていた時期からすると、逆に振り切って楽しんでいこうという傾向になっています。メンズメイクのアイテムも増えていますので、「コスフェス」をきっかけに挑戦してみてはいかがでしょうか。

幅野

スキンケアやメイクなど、コスメで印象を変えていくと自信にもつながります。売り場でお気に入りを見つけてもらえたらと思います。

工藤

新商品、限定品なども用意しています。たくさんのアイテムをチェックしてみてください。

中川

自分にとってハードルが高そうなアイテムであっても、使ってみたいというものがあればぜひトライしてほしいです。「肌をきれいに見せたい」「もっとオシャレになりたい」と願う美意識の高い方はもちろん、コスメを使うのが初めてで、これから取り入れたいと思っている方にも楽しんでいただけるよう、ロフトはこれからも応援していきます。