■目次
プロローグ
あらためて7thゴルフに衝撃を受けた
ゴルフがゴルフたる所以~インテリジェンス、クラスレス&マイクロコスモス
巨大グループを率いる現代最高のカリスマ
アウトシュタットとガラスの工場
世界最大級にして最強の自動車グループ
3度の「存亡の危機」とその都度現れた救い主
最初の出逢いは兄のビートル
世界のビジネスパーソンが注目するMQB
2台の「21世紀のビートル」~ザ・ビートルとup!
日本に学んで日本を超えた
エンスージアスムとブランドに対する意識
ジウジアーロとデ・シルヴァ
ピエヒご自慢の「1リッターカー」
エレキ化されたup!とゴルフ
エピローグ
フォルクスワーゲン・ゴルフ
2013-2014 日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞!!
■本書について
2012年9月にドイツで発表された7thゴルフを中心テーマに、現在、商品力・ビジネスパワーの両面で自動車業界を席巻しつつあるフォルクスワーゲンを、クルマづくり、ビジネスの両面から多角的に分析、紹介。
ブランドの源流となったのはかの有名なポルシェ博士のビートルで、その世紀のヒット作の後継ゴルフもやはり世界のトップセラーとなり、シリーズ誕生38年目に生まれた最新7thゴルフはすでに2つのビッグタイトル(欧州&ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー)を獲得。しかも、過去20年間巨大グループを率いてフォルクスワーゲンを現在の隆盛に導いたのが、ポルシェ博士の実の孫で欧州ビジネス界最大のカリスマといわれるDr.ピエヒ。小説家でも思いつかない奇跡のような展開に迫ります。
■著者プロフィール
1940年東京生まれ。日本大学芸術学部在学中から国内ラリーなどに参戦し、卒業後数年の雑誌社勤めを経てフリーランスに。以来40年以上にわたってモータージャーナリズムの第一線で活躍している。とりわけハンドリング性能やドライブフィールの評価、コミュニケーション/ブランディング論では一家言があり、鋭い評価力と豊かな見識により自動車メーカーの開発スタッフなどにも多くの信奉者がいる。